ノベルティ選びに迷ったら、ボールペンを選べば間違いありません。シンプルなボールペンも嬉しいですが、ちょっとした工夫でさらにおしゃれなノベルティ用ボールペンが作成できます。
オリジナルデザインを施した名入れボールペンをノベルティとして配布すれば、企業のイメージアップにもつながるでしょう。今回はそのアイディアをご紹介します。
ボールペンをノベルティにするメリット
ノベルティの定番ともいえるボールペンは、実用性という点で優れていますが、それ以外にもたくさんのメリットがあります。
広い層の顧客に愛用される
ボールペンは誰にとっても必需品です。そのため、ボールペンをノベルティとして配布する最大のメリットは幅広い層の顧客に愛用されるという点でしょう。
会社説明会などで配布すればその場ですぐに使えるため、特に喜ばれやすく印象に残りますし、デザインが素敵なボールペンなら、常に持ち歩きたくなるかもしれません。
年間を通じて配りやすい
ボールペンは季節に関係なく、年間通して配ることができます。またどのようなシーンで配っても必需品であり、小さくて邪魔にならないため、受け取ってもらいやすいでしょう。
小ロットから作成可能
予算的な面でもボールペンは優秀です。ボールペンへの名入れ方法はさまざまですが、どの方法を利用しても小ロットからの注文が可能です。
小ロットの注文でも料金が著しく上がるということはありません。もちろん大量に注文すれば、それだけ単価を抑えられますが、ほかのアイテムに比べるとその差は比較的小さいでしょう。
このようにボールペンは予算のコントロールがしやすいのも魅力的なポイントです。
予算により選べる幅が広く激安なものも
ボールペンはボディがプラスチックの安価なものから、木製や金属製の高級品までさまざまです。そのため、来店した方全員に配るばらまき用のリーズナブルなタイプから、成約時にお渡しするグレードの高いものまで、目的によって品質を選べます。
高級なボールペンは名入れを彫刻やレーザーで施すことが可能です。替え芯も付けて渡せば、長く愛用してもらえるでしょう。
オリジナルのボールペンを作るための名入れ印刷方法は主に4種類
オリジナルボールペンを作るには、名入れが欠かせません。会社名やイベントの名前を刻印することで、世界でただ一つのオリジナルボールペンができあがります。
ここでは、ボールペンに印刷する4つの方法を紹介します。
低コストでクリアな仕上がり「シルク印刷」
シルク印刷とは名入れ用の「版」を作り、版を通して印刷する対象物にインクをのせる方法です。名入れした文字のインクの層が厚いので、他の印刷方法に比べてクリアに印刷することが可能。細かい文字の印刷も得意で、文字が潰れず精細に表現できるのも魅力です。
シルク印刷は版を作ればインクの量を抑えることができるので、低コストで作れるというメリットもあります。
ただし、シルク印刷は湾曲した面での印刷がうまくできず、印刷できる範囲が狭いというデメリットがあります。また、1つの版につき1色のみしか印刷できないので、2色以上の印刷をしたい場合はかえってコストがかかることになります。
細かい文字や細い線に定評のある「パッド印刷」
パッド印刷は、細かい文字や細い線が得意な印刷方法です。明朝体などの文字や細かい模様もはっきりときれいに印刷できます。
シルク印刷と同じく版を作りますが、柔らかいシリコンパッドを使うため印刷できる対象物の範囲も広くなります。
ボールペンに微細なデコボコがあったり、湾曲していたりする場合にも印刷できるのがメリット。シルク印刷に比べて印刷できる面積も広く、大きな文字や2行並べての名入れが可能です。
パッド印刷はメリットが多い分、コストは割高になるというデメリットがあります。
半永久的に消えない「レーザー彫刻」
レーザー彫刻はパソコンでデザインデータを取り込み、機械で対象物にレーザー光を当てて刻印する方法です。
レーザー光で素材に「削る・変色させる・焦がす」などの作用を及ぼし、文字が刻まれていきます。刻印された文字には立体感が生まれ、高級感のある仕上がりになるでしょう。ただし、文字の色は選べないため注意が必要です。
最新の方法「インクジェット・フルカラー印刷」
インクジェット・フルカラー印刷は、パソコンのデータ上で「ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー」の4色を組み合わせ、好きな色を表現できる方法です。作った色をボールペンの印刷したい部分に直接吹きかけ、文字を表現します。
グラデーションなどもきれいに表現でき、色鮮やかな仕上がりにしたい人におすすめです。
ただし、製版の必要がない分、高価なインクを使用することになり、他の方法よりもコストがかかるというデメリットがあります。
ノベルティとして名入れボールペンを選ぶときのコツ
ボールペンにはさまざまな種類があり、予算や目的に応じて選ぶことになります。その際、ノベルティとしてどのようなボールペンを選べばより高いPR効果がのぞめるのか、そのコツを紹介しましょう。
安さ重視なら単色ボールペン
とにかく安さを重視したい場合におすすめなのが、単色のボールペンです。ノック式のシンプルな単色のボールペンなら、名入れ印刷代込みで1本あたりの単価30円〜90円で作ることも可能。
注文本数が増えるほど単価は安くなるので、大量に発注したい場合に向いています。単色ボールペンの中でも人気なのが、書きやすさに定評があるもの。比較的格安なうえにとても喜んでもらえるためイチオシです。
特別感が出る多色ボールペン
特別感のあるノベルティにしたい場合は、多色ボールペンがおすすめです。1本で2〜4色使える多色ボールペンは、よく配布されている単色のボールペンよりもプレミアムな感じを与えます。
また、単色よりも便利に使えるのでメインで使ってもらいやすく、宣伝効果もそれだけ高まるでしょう。
替え芯が市販で購入できるものをチョイス
ボールペンの替え芯が市販で購入できるような種類を選ぶと、インクがなくなった後も買い足して使い続けてもらえるでしょう。
「オリジナリティを出す」ということに注目し過ぎてしまい、替え芯が売っていないようなものにしてしまうと、インクが尽きるまでしかPR効果を発揮しません。
ぜひ替え芯が市販で購入できる種類を選んで、より長く使用してもらいましょう。
書き味が良いボールペンが人気
ボールペンの主要機能である「書く機能」が優れていなければ、長く使い続けてはもらえません。
どんなにスタイリッシュでかっこいいデザインのボールペンをノベルティにしても、「書いてみたら書きにくい」「うまくインクが出てこなくて擦れる」などのストレスを感じるようでは使われなくなってしまいます。
ノベルティとしてのPR効果を発揮させるためには、まず使われないと意味がないので、書き味の良いボールペンを選ぶようにしましょう。
付加価値を付けて多機能ボールペンで差別化
ただのボールペンではなく、書く機能以外の付加価値を付けて多機能ボールペンにするのもおすすめです。
多機能ボールペンとは具体的に、「タッチペン付きボールペン」や「LEDライト付きボールペン」といったもの。こうした付加価値がついていると、ただのノベルティよりもプレミア感を出すことができます。それぞれ、具体的に紹介しましょう。
タッチペン付きボールペン
ボールペンの上部に、スマートフォンやタブレットのタッチペンがつけられているのが「タッチペン付きボールペン」です。
近年、携帯電話と言えばスマートフォンと言っても過言ではないほどに、スマートフォンが普及しています。スマートフォンの画面を操作する際に、指先が乾燥していたり汗ばんでいたりすると、画面が反応しないという経験をされた人も多いのではないでしょうか。
そのようなストレスを軽減してくれるアイテムがタッチペンです。スマートフォンのタッチペンをボールペンにつければ日常的に使ってもらいやすく、PR効果が発揮されるでしょう。
LED付きボールペン
LED付きボールペンは、防災グッズとしても非常に喜ばれるノベルティです。ライトがボールペン上部についている場合には通常のライトとして使用できます。
また、ペン先にライトが組み込まれていて書くと光るタイプもあり、暗いところでもボールペンを使って書くことが可能です。
スマートフォンスタンド付きボールペン
スマートフォンスタンド付きボールペンもインパクトがあります。
先にも述べましたが、現代ではスマートフォンが携帯電話の主流です。そして、スマートフォンを使って映画やドラマなどの動画などを楽しむという人も多いでしょう。
スマートフォンスタンド付きボールペンの一部は、動画を見る際にスマートフォンを立てかけて見られるようにへこんでおり、そこにスマートフォンを差し込むと自立するようになっています。
このような時代の流れに合わせたノベルティを配布すれば、「時代の変化に対応している企業だな」と好感を持ってもらえるでしょう。
ホイッスル付きボールペン
「ホイッスル付きボールペン」は、女性や子供をターゲットにしたイベントで人気があるノベルティです。
ボールペンにさりげなくつけられたホイッスルは、防犯アイテムとして活用できます。また、災害などの緊急時にも笛を吹いて自分の居場所を教えるなど、防災グッズにもなるので便利です。
こうした防犯や防災に関するグッズはなかなか自分では購入しないという人も多いため、もらうと嬉しいノベルティといえるでしょう。
学生がターゲットなら消せるボールペン
学生向けイベントを開催する場合には、消せるボールペンをおすすめします。消せるボールペンは違えて書いた場合に修正液などを使わずきれいに訂正でき、とても便利です。
勉強する際に消しゴムのカスが出ないことも、学生にとって魅力的なポイントといえるでしょう。
インパクト絶大のロゴが光るボールペン
社名やロゴの印象を強く残したいのなら、ロゴが光るボールペンがおすすめです。ただ光るだけでほかの機能はありませんが、「面白いボールペンだな」と感じてもらえれば、捨てられることがなくずっと手元に置いてもらえるでしょう。
ただし、社名やロゴが光るだけでは不要と感じてしまう人もいるかもしれません。そのため、ただのボールペンではなく、タッチペン付きやスマートフォンスタンド付きなど多機能のボールペンに光るロゴを施すのがよいでしょう。
オリジナルボールペン作成時のアイディア
ボールペンは喜ばれるノベルティですが、多くの企業がノベルティとして採用しているため、差別化を図る必要があります。ほかのボールペンと一味違うものを配ることで顧客に強くアピールでき、販促効果を高めることができるでしょう。
前の項目では多機能ボールペンやロゴが光るボールペンなどを紹介しましたが、ここではより強くアピールするためのアイディアを集めてみました。素敵なデザインのボールペンなら、愛用してもらえるだけでなくノベルティの宣伝効果も持続するでしょう。
おしゃれなボールペンを選ぶ
既製品のボールペンでもおしゃれなデザインのボールペンを選べば、一味違うノベルティになります。ボディが紙で作られている紙ペンは、感触が柔らかい上ボディへの印刷もしやすく、オリジナルデザインのプリントが可能です。
その他、金属ボディでスタイリッシュなデザインのボールペンやカラフルボディのものなどおしゃれなボールペンから選べば、インパクトのあるノベルティになるでしょう。
マスコット付きのボールペン
マスコットや缶バッチが付いたボールペンはかわいいものが大好きな女性や子どもに人気です。子ども連れで来店する自動車販売店や住宅展示場、女性の顧客が多いイベントなどで配布すれば喜ばれるでしょう。
マスコットの素材は、ポリレジンやラバー、PVC樹脂などから予算に合わせて選べます。マスコットの装着にはノック、クリップ部分にかぶせるタイプやチェーンを付けてぶら下げるタイプなど、バリエーション豊かです。
オリジナル写真・イラスト付きボールペン
ボールペンはボディの表面積は小さいながらも、いろいろな印刷方法でオリジナルデザインの作成が可能です。シルク印刷で社名やメッセージを入れるのはもちろん、回転シルク印刷で360度の印刷もできます。
インクジェットや転写などフルカラー印刷ができるタイプのボールペンを選べば、好きなイラストや写真を印刷してオリジナルボールペンが作れます。
おしゃれなイラストと同じシリーズの手帳やペンケースをプラスすれば、さらに注目されるに違いありません。
オリジナルボールペンを1個から作成・印刷。名入れボールペンを写真・デザインでおしゃれなノベルティ作成|ME-Q(メーク)
まとめ
ボールペンをノベルティとして配るメリットや印刷方法、喜ばれるボールペンを選ぶコツなどを紹介しました。ボールペンは広い層がターゲットになり、小ロットから作れるため予算の調節がしやすいアイテムです。
多機能のボールペンや高級ボールペンなど商品の幅も広く、顧客やシーンに合わせて選べます。他と差別化するオリジナルのノベルティを作り、自社のイメージアップを図りましょう。