名入れ印刷を施したボールペン。ノベルティとして最もポピュラーなアイテムですが、「名入れボールペンってありきたりすぎて面白みがないのでは?」と不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、ノベルティにボールペンを配布するメリットや、ボールペンを選ぶ際のチェックポイントなどを解説します。ノベルティを作成する企業担当者様はぜひ参考にしてくださいね。
もらって嬉しいノベルティは「ボールペン」
企業イベントなどでボールペンに社名やロゴを印刷し、ノベルティとして配布したいと考えている人の中には「定番すぎる?」「つまらない?」と不安に感じてしまう人もいるでしょう。実際のところ、ボールペンはもらって嬉しいノベルティとして人気がありますので安心してください。
ボールペンは私たちの生活で使用頻度の高い文房具です。近年は、急速に電子機器が発達しているためスマートフォンにメモをするという人も増えてきましたが、まだまだボールペンでメモ帳に書き込む、アナログで書きたいという人も多いからです。
また、ボールペンは消耗品のため「いくつあっても嬉しい」と感じる人も珍しくありません。ストックとして保管しておく人もいるでしょう。
ノベルティは長期間、また高頻度で使ってもらうことにより、そのPR効果を発揮するものです。つまりボールペンをノベルティとして配布すれば、より高いPR効果が期待できるというわけです。
ボールペンに名前を入れて配布するメリット
次に、ボールペンに名入れして配布するメリットを4つ紹介します。
セミナーや講習会ではその場で使ってもらえる
セミナーや講習会などのイベントでボールペンを配布する場合、ノベルティとして配布したボールペンをその場で使用してもらえます。
常に筆記用具を持ち歩いている人ばかりではありません。何かメモをするかもしれないと思って事前に筆記用具を準備している人なら良いですが、そうでない人にとってボールペンはもらって嬉しいノベルティです。
年齢・性別などを問わずに日常的に使える
ボールペンは、年齢や性別などを問わず万人受けしやすく日常的に使ってもらえるアイテムです。
例えば、折り畳みのヘアブラシなどは女性に喜ばれるアイテムの一つですが、男性も訪れるようなイベントで配るならターゲットを捉えたとは言えません。
反対に、革靴用の靴磨きセットなどもおしゃれなノベルティとして男性に喜ばれますが、女性がメインのイベントでは不向きです。
このようにノベルティを作成する際は「配布するターゲットを明確にしておく」ことが重要だといえます。ボールペンならば男性や女性、年齢にかかわらず使ってもらえるグッズのため、ノベルティとしての高いPR効果が期待できるのです。
小さくかさばらないため配りやすい
ボールペンは、サイズが小さくかさばらないため配布しやすいというメリットもあります。
ノベルティを配布をするうえでは「持ち帰りやすさ」も非常に重要なポイントです。せっかくオリジナリティ溢れた実用的なノベルティグッズを作ったとしても、会場から自宅まで持ち帰りにくい大きさや形ならば顧客にストレスを与えてしまうでしょう。
最悪の場合、捨てられてしまうかもしれません。ボールペンなら、鞄にスッと入れておくことができるため、捨てずに持ち帰ってもらえるでしょう。
ボールペン以外の付加価値を付けやすい
ただのボールペンを配布しても喜ばれますが、筆記機能以外の付加価値を付けることでさらにインパクトを与えることができます。具体的にはボールペンの上部にライトが付いているものや、本体部分にロール紙を巻いたメモ帳付きのボールペンなど、変わり種を用意すると良いでしょう。
このような付加価値がついているボールペンを配布すれば「こんな面白いボールペン、もらったことない」と強い印象を与えることができ、ノベルティとしての効果が十分に発揮されるはずです。
【シーン別】名入れボールペンを選ぶポイント
ここで、さまざまなシーン別にボールペンを選ぶポイントを説明します。これを参考にしながら、どのようなボールペンにするのか決めてみましょう。
展示会・イベント:多機能のボールペンがおすすめ
展示会やイベントでは、書くこと以外の機能がついたボールペンがおすすめ。詳しくは後述しますが、例えばタッチペン付きだったり、LEDライト付きだったりと、ボールペン以外の用途に使えるノベルティが良いでしょう。
こうした多機能のボールペンはその場で使ってもらえることはもちろんですが、書く以外の機能に驚いてもらうことで、社名やロゴを覚えてもらいやすいというメリットがあります。持ち帰った後も、ボールペンのインクがなくなるまでノベルティとしての効果を発揮し続けてくれるはずです。
セミナー・講習会:消せるボールペンも人気
セミナーや講習会などで配布するなら、書いて消せるボールペンがおすすめ。なぜなら、セミナーや講習会は何かを学ぶためにメモを取りながら参加することが多いためです。
消せるボールペンを配布しておけば、間違えても慌てずに消して書き直すことができますね。こうした配慮があると「親切な企業だな」と好感を持ってもらうことができるでしょう。
また、書き味にこだわったボールペンを配布するとアンケート回収率がアップするともいわれています。セミナーや講習会では、イベント終了後に感想などのアンケートをとることも。
書きやすいボールペンを持っていると、「ちゃんと書こう」と考えてもらえ、回収率が上がるようです。アンケートの回収率を上げたい場合に試してみてください。
ご成約プレゼント:商品のバリューに合わせる
賃貸住宅の契約、住宅や車の購入、保険などの成約の際、成約のプレゼントをすると顧客満足度が上がります。
ここで注意したいことは、成約した商品のバリューとプレゼントとのバランスです。商品と比べてあまりにチープなボールペンでは、プレゼントされても嬉しくありません。 車や住宅の場合は特に持ったときに贅沢な気持ちになるようなボールペンを選びたいですね。
社名の入れ方もエレガントなデザインを意識しましょう。社名を印刷した素敵な化粧箱に入れ、特別感を出すことも忘れないでください。
記念品として:イベント名や開催年を入れる
イベントに参加してくださった方に記念品としてノベルティを用意することもあるでしょう。その際は、社名だけではなく、イベントの名前や開催した年なども入れると思い出に残る素敵な記念品に仕上がります。もしイベントにテーマカラーがあれば、その色を使うことで統一感を出すことも可能です。
スポーツイベントの場合、スポーツに関連したグッズがいいと思うかもしれませんが、ボールペンでも問題ありません。むしろ、そのイベントに参加したことを自慢できる記念品として喜ばれるでしょう。
企業説明会で配布:携帯しやすいボールペン
企業説明会でのノベルティの配布はとても大切です。特に合同企業説明会の場合、ノベルティで会社名が就活生の記憶に残るかどうかが決まります。その点ボールペンなら、企業説明会でメモをする場合にすぐ使ってもらえる可能性も多く、印象に残りやすいといえます。
また、邪魔にならずそのままバッグやポケットにさして持ち帰れるのも嬉しいポイントです。ちょうどメモをしているときにインクが切れるようなことになれば、より重宝することでしょう。
携帯しやすく書き味の良いボールペンであれば、長く愛用してもらえますし、説明会で配布したアンケートへの回答率がアップします。顧客は字を書くたびに使うボールペンにプリントしてある会社名を目にするため、ノベルティとしての宣伝効果がより高まるのもメリットです。
名入れボールペンに付加価値をつけよう
ノベルティとして配布するボールペンに付加価値をつけるには、多機能ボールペンの作成がおすすめです。ここではノベルティ向けの多機能ボールペンをいくつか紹介しましょう。
タッチペン付きボールペン
多機能ボールペンとしては、ペンの上部にタッチペンを付けた「タッチペン付きボールペン」が人気です。
近年、携帯電話といえばスマートフォンが主流となっています。そのため多くの人が日々、液晶画面に指でタッチしながら使用していることでしょう。
経験したことがあるという人もいるかもしれませんが、指で液晶画面をタッチしても反応しないときがあります。また冬場は手袋をしていることがあり、液晶画面を触るたびに外さなければならないという煩わしさもあります。
このようなストレスをなくすために、スマートフォン用のタッチペンをボールペンに付けておくことで、スマートフォンと一緒に鞄に入れて持ち歩いてもらえます。
そして、顧客が外でタッチペンを使用するたびにボールペンに入れられた社名やロゴが周囲の目に留まることで、ノベルティとしての宣伝効果を生み出してくれるという仕組みです。
キーホルダー型ボールペン
「キーホルダー型ボールペン」は、鞄や手帳などに付けて持ち歩くことが可能なので人気のノベルティの一つです。
業者によっては、キーホルダー部分をスマートフォンにさせるイヤホンジャックにしてくれる場合もあります。スマートフォンのイヤホンジャックにボールペンを差し込んでおき、使用したいときにすぐに外せるようになっているのが特徴です。
タッチペン付きボールペンと同様に、外出先でも使ってもらえるため、ノベルティとしての高いPR効果が期待できるでしょう。
LEDライト付きボールペン
防災グッズとしても高い人気を誇る「LEDライト付きボールペン」もおすすめ。
ライトの位置はボールペンの上部に付いているものと、ペン先に組み込まれているものがありますので、ノベルティ作成の際にどちらがいいのか検討しましょう。
防災グッズとしても活用してもらいたい場合には、上部にライトを付けておくと良いですね。ペン先にライトを組み込む場合には、暗い場所でも書きやすいというメリットがあります。
スマートフォンスタンドになるボールペン
現代はスマートフォンが主流の時代です。多くの人が、スマートフォンで動画を見てプライベートな時間を楽しんでいます。
そのようなときに役立つのが「スマートフォンスタンドになるボールペン」です。ボールペンの一部がスマホを立てかけられるようなデザインになっています。
こうした時代に合わせたノベルティを配布すると「時代の変化にしっかり対応している企業だな」と好印象を与えられますね。
注射器型ボールペン
医療機関の人へ配布するなら「注射器型ボールペン」も面白いと話題になるでしょう。その名前の通り、注射器のような形をしています。
通常のボールペンよりもインパクトを与えることが可能です。もらった側も「珍しいから捨てないで保管しておこう」と長い期間楽しんでくれるでしょう。
多色ペン
1本で2色以上のカラーインクを持つ多色ペンも喜ばれます。メモ書きの重要事項の色を変えて読みやすく書き分けられるため、学生やビジネスマンにとっては必需品です。
特に中学生や高校生は勉強する際によく利用する商品でもあるので、塾や予備校の体験入学参加記念などで渡すと効果的でしょう。
シャチハタペン
シャチハタペンは印鑑付きのボールペンです。玄関に置いておけば急に荷物が来たときなどの受け取りに便利なので、喜ばれるでしょう。印鑑部分はノベルティを受け取った方がそれぞれメールオーダーで申し込み、約1週間で送られてきます。
シャープペン付きボールペン
レポートを書いているときに、あとで消すかもしれない一文はやはり鉛筆で書きたいものです。そのようなとき、シャープペンが付いたボールペンであれば切り替えるだけなので便利。ノベルティとして受け取ったときも、シャープペンが付いているだけで特別感があり、喜んでもらえます。
まとめ
この記事では、ボールペンに社名やロゴを印刷してノベルティとして配布する人へ向けて、ボールペンを配布するメリットやポイントなどを紹介してきました。
どのようなボールペンにするかは、ノベルティを配布するターゲット選定をしっかりおこなうことで決まります。書き味を重要視するのか、付加価値をつけるべきなのか、ターゲットと目的をしっかりと考えノベルティを作成しましょう。