ノベルティとは、企業が社名や商品名を宣伝する目的で無料配布する記念品のこと。名入れ印刷など、オリジナルのノベルティを作成することで、より高いPR効果を期待することができます。
「オリジナルのノベルティって何?」「ノベルティを配布するとどんな効果がある?」など、ノベルティについて詳しくご紹介します。オリジナルのノベルティの作り方や人気のグッズについてもわかりやすく解説しますので参考にしてくださいね。
オリジナルのノベルティグッズとは?

「ノベルティ」という言葉には本来「目新しいもの」や「斬新さ」という意味がありました。現代では、「企業が商品の宣伝をするために社名や品名を印字して無料で配布する記念品」という意味で使われています。
「オリジナルのノベルティグッズ」とは、企業がオリジナリティを出しながら制作したノベルティのことです。配布すれば企業のPRができるだけでなく、他社との差別化を図ることができます。
つまり、オリジナルのノベルティを制作することは厳しい競合他社との戦いを勝ち抜く一つの手段でもあるのです。
ノベルティの品質と宣伝の効果は比例する
ノベルティを制作する際には、グッズの品質と宣伝効果が比例することを念頭に置いておかなければなりません。ノベルティには社名や商品名が入れられているので、長い間手元に置いてもらうことで高い宣伝効果を発揮します。質の低いノベルティを配布すれば長く愛用してもらえないため、ノベルティを制作する意義がなくなってしまうのです。
そのためノベルティを制作する際はPR効果を持続させるために品質の良いものを作りましょう。
ノベルティグッズには数え切れないほどの種類があり、値段もさまざまです。価格が安いものはすべて低品質とは限りませんが、ノベルティを制作する際は現物の品質を確認しておくことをおすすめします。
ノベルティを制作する際はターゲットやシーンを明確に

オリジナルのノベルティを作る時には、「どのようなシーンで配布するのか」「ターゲットは誰なのか」などを明確にしておきましょう。顧客にとって価値のあるノベルティを作成すれば、長い間使ってもらえてPR効果が持続するためです。具体的には、次のように考えてみましょう。
・3月、4月などの新年度が始まるタイミングでのイベントで配布するノベルティ…文房具や日用品など実際に使いやすいもの
・10〜20代の女性に配布するノベルティ…コンパクトミラーやヘアピンなど身だしなみに関するもの
このようにシーンやターゲットを絞ればノベルティを受け取ってもらえる確率が上がりますし、重宝されて長期的なPRに繋がります。
人気があるノベルティグッズは?

続いて、ノベルティとして人気があるグッズを紹介します。どのようなノベルティを作ろうか迷っている場合はぜひ参考にしてください。
定番で気軽に配れるノベルティ
【ピンバッジ、ポケットティッシュ、ボールペン、クリアファイル、うちわ、タオル…など】
このように気軽に使えるものは定番です。特にポケットティッシュは「いくつあっても便利だからほしい」という人が多いでしょう。
ただし定番とはいっても、その内容は時代によって変化します。例えばボールペンの場合、インターネット時代の加速とともに字を書く機会が減ってしまったため、需要が先細りの傾向にあると推測されるでしょう。
あまり定番にしばられず、どんなグッズなら顧客に使ってもらいやすいかを考えると失敗が少ないです。
実用性を重視したノベルティ
【ウェットティッシュ、コインケース、カラビナ、エコバッグ、メモ帳、ノート、付箋、時計、ポケットバッテリー…など】
実用性を考えたノベルティは多くの人に喜ばれます。使い勝手が良ければ長く使ってもらえるため、宣伝効果も十分期待できるでしょう。ものによっては「気がついたら何年も使っていた」ということもあるかもしれません。
このとき気をつけていただきたいのは、社名や商品名を入れる場所やデザインです。ノベルティは、ただ社名や商品名を入れればいいというわけではありません。宣伝目的であることは前提として、あくまでもノベルティを使ってもらわなければ意味がありません。
例えば、エコバッグに大きく社名が入っていると顧客は日常的に使用しにくくなります。この場合、社名のサイズを小さくする、下の方に控えめに入れるなどの工夫が必要です。
このようにノベルティは、顧客が普段使いやすいようにデザインすることをおすすめします。
印象に残りやすいノベルティ
【アイス専用スプーン、ランチボックス、ペーパークラフト、携帯用靴べら、靴磨きセット…など】
ノベルティでインパクトを与えるためには、顧客の不意を突くことも重要です。「こんなノベルティもらったことない!」と思ってもらえるようなノベルティならば、企業の宣伝効果も大きく期待できるでしょう。
例えば、ペーパークラフトをノベルティとして選んだ場合、表側に自社商品のカタログ、裏側には組み立て方を記載してみましょう。楽しく組み立ててもらいながら、自社商品も同時にアピールできますよね。
また、業者によってはペーパークラフトの難易度も調整可能です。子供向けにしたいなら簡単なペーパークラフトを、大人向けにしたい場合には高めの難易度に設定してみるのも面白いでしょう。
話題性のあるノベルティ
【モバイルスタンド、エコマイストロー、マスキングテープ、防災グッズ、スマホリング…など】
上記のような「今人気がある商品」を無料でもらえるとしたら嬉しいですよね。近年はスマホが普及しているため、スマホリングも顧客に喜ばれやすいノベルティの一つでしょう。
また、エコマイストローも「環境に配慮している」という視点から企業のイメージアップにつながる人気のグッズです。ただし話題性を利用したノベルティは、ブームが去ってしまえば使われなくなってしまう可能性もありますので留意しておきましょう。
万人受けするノベルティ
【スマホケース、オリジナルバッグ、ミニノート、おしゃれなマグカップ、オリジナルポーチ…など】
万人受けを狙うなら、多くの人が日常的に使用できるノベルティがおすすめです。ただし飽きられてしまう可能性もあるので、おしゃれなデザインにこだわってみるのも良いでしょう。
例えば女性がターゲットの場合は、可愛らしいオリジナルポーチを作ってみてはいかがでしょうか。女性はリップやヘアピンなどの小物を持ち歩くことがあるので、ポーチがあると便利に感じる人も多いはず。
このようにノベルティを制作する際は、もらって使う側の気持ちに立って考えてみることが重要です。
子ども向けノベルティ
【ストラップ型のボールペン、反射キーホルダー、ペットボトルカバー、ハンカチ、色鉛筆…など】
子どもがターゲットの場合には、子ども目線で選ぶことが重要です。また、ただのおもちゃになってしまうノベルティではなく、少しでも長く使用してもらえるように実用性の高いものを考えておくと良いでしょう。
例えば反射キーホルダーを配れば、通園バッグやランドセルにつけてもらえるかもしれません。また、色鉛筆はお絵かきする時や学校でも使用できますよね。
子どもが使っていたり身につけていたりするグッズは大人の目に入ります。そのため、1度使って捨ててしまうものではなく、なるべく長く手元に置いてもらえるものを選ぶことでPR効果を期待しましょう。
お菓子のノベルティ
【どらやき、飴、タブレット、クッキー、焼き菓子、せんべい…など】
お菓子のノベルティは「あまり見たことがない」という人もいるかもしれませんが需要があります。お菓子は食べればそのモノ自体がなくなってしまうことから、ノベルティとしての宣伝効果は薄いように感じる人も多いのではないでしょうか。
しかしお菓子のノベルティは、もらった側の目線から見てみると負担になりにくく、その場を楽しめるノベルティとして人気なのです。さらにお菓子の良いところは、デザインでオリジナリティを出しやすい点だと言えます。
他社にはない形や、自社商品の形でデザインしてみるのも一風変わったノベルティとなり印象に残るでしょう。
オリジナルのノベルティを作成する際の注意点

ここで、オリジナルノベルティを作る時の注意点を3つ紹介します。
1)ノベルティはクオリティが重要である
冒頭でも述べた通り、ノベルティの品質は宣伝効果に比例します。そのため、あまりにもクオリティの低いノベルティはおすすめできません。
例えば原価の安すぎるノベルティは、出来栄えがあまり良くないものが多く、せっかく配布したとしても顧客に使ってもらえずに、本来ノベルティが持つPR効果を発揮できない場合があります。ただし原価の安いノベルティがすべて低品質というわけではないので、自分の目で見て直に触って品質を確認することが大切です。
企業側にとってはノベルティの配布はコストがかかることですから、なるべくコストを抑えたいと考える気持ちはあるでしょう。しかし、より良いノベルティを配布することで企業の知名度やイメージを向上させることは長期的に見た際に売上アップにつながります。
「たかがノベルティ」と考えるのではなく、企業戦略の一つという捉え方をして取り組むことが大切です。
2)制作会社によっては小ロットを依頼できない
オリジナルのノベルティを作る時には、配布する人数を事前に予測して制作会社に発注をかけなければなりません。ここで注意していただきたいのは、制作会社によっては小ロットで依頼できない場合があるということです。
1ロットが何個になっているのかを確認せずに注文してしまうと、予想よりも多くノベルティが届く、反対に少なすぎて全員に配れなかったというトラブルが起きる可能性があります。事前に制作会社に確認しておくようにしてくださいね。
3)相手を不快にさせないことが重要
印象に残すことばかりを考えてしまい、相手を不快にさせてしまうノベルティを配布してしまうと企業イメージをダウンさせてしまう恐れがあります。
不快とは人それぞれに感じ方が異なりますが、例えば「女性の露出が多いイラストや写真のノベルティ」「卑猥な連想をさせてしまうノベルティ」などは避けましょう。このようなノベルティを配布すれば、最悪の場合セクハラなどで訴えられる可能性も十分に考えられます。
オリジナルのノベルティを制作する手順

最後に、オリジナルのノベルティを初めて作るという人に向けて手順を説明します。
1.制作会社を選択する
はじめに、ノベルティの制作会社を選んでいきます。会社によって作れるノベルティが異なりますので慎重に選んでいきましょう。
作りたいノベルティが決まっている場合には、そのグッズを取り扱っている会社を選びます。この時、取扱商品が多い制作会社を選んでおくことで、後々にノベルティが変更になったとしても迅速に対応できるはずです。
作りたいノベルティが決まっていない場合は、取扱商品が多い制作会社の担当者に相談することをおすすめします。制作会社の担当者はノベルティに関する知識やノウハウを持っている可能性が高いため、やみくもに選ぶよりもよりPRに適したノベルティを提案してもらえる場合があるからです。
2.見積もりをとる
制作会社を決めたら、担当者と話し合い、どういった内容で進めていくのかを決めて見積もりをとりましょう。ノベルティの制作には、「どれくらいのロットで注文するのか」「色数はどれくらいにするのか」「ノベルティの梱包なども制作会社に依頼するのか」など、決めなければならないことが多くあります。
はじめに大まかな見積もりとらなければ、色々と話し合って決めた後に「予算を大幅にオーバーした」という事態になりかねません。見積もりの段階で予算の調整や細部まで決めておき、予算内で制作できるように計画することをおすすめします。
3.デザインを決める
次に、ノベルティそのもののデザインやロゴデザインなどを決めていきます。制作会社によっては、事前にいくつかのテンプレートが準備されていることもあるので、活用してみることもおすすめです。
もし、「ノベルティの制作が初めてで、デザインもわからない…」と不安に感じている場合は担当者に相談してみましょう。多くの制作会社にはプロのデザイナーが在籍しています。この場合はデザインから依頼してしまうのも一つの手段です。
4.サンプルをチェックする
デザインの入稿が完了すると、多くの場合サンプルを作成してくれます。前述しましたが、品質の低いノベルティは、企業イメージを下げてしまうことも考えられます。そのため、この時点で「壊れやすい」「手触りがよくない」などの耐久性や質感などもチェックすることが重要です。
もしも、思っていた出来栄えと異なるようならば、作り直しをお願いしましょう。満足のいくノベルティを作れるか否かは、この段階のチェックにかかっているといっても過言ではありません。
5.発注数などを確定する
満足のいくサンプルが完成したら、いよいよ最終発注数を確定します。どれくらいの数のノベルティを配布する予定なのか、まずは社内で話し合っておき、間違いのないように発注しましょう。ここまでが、オリジナルのノベルティを作る手順です。
顧客に喜ばれるノベルティを作るためには、親身に相談に乗ってくれる制作会社を探すことが重要だと言えます。そのため、制作会社選びはなにより入念に行いましょう。
まとめ

オリジナルのノベルティとは、企業が宣伝効果やイメージアップなどを狙って無料で配布する記念品のことです。
無料で配布するため直接売上に関わってくるものではありませんが、企業の社名や自社商品を一気に多くの人に知ってもらえる販促物として非常に有効的です。細部までこだわった素敵なノベルティを配布し、企業PRに役立てましょう。

