外国人におすすめ!「和風」ノベルティグッズを制作するポイント!

外国人観光客に向けた「和風」のノベルティを企画している方の中には、「本当に喜ばれるのだろうか」「ノベルティ企画がなかなか進まない」と悩んでいる方もいることでしょう。

本記事では、このような販促担当者様のために、外国人向け名入れノベルティを作成するときのポイントやおすすめのアイテムなどを紹介します。

「クールジャパン」の流れに乗って自社をアピールするために、ぜひ参考にしてみてください。

「和」のノベルティは外国人に喜ばれるのか?

ノベルティ

外国人に配布するノベルティとして「和風」のアイテムを最初に思いつきますよね。外国人は、本当に「和風」が好きなのでしょうか。

結論から述べると、「和風」「和製」「和雑貨」などは外国人にとても人気があります。この点について、理由を詳しく解説しましょう。

「和風」グッズは外国人に大人気

「漢字Tシャツ」を着た外国人が話題に上がることがあります。漢字や和柄など、日本を感じさせるもの、日本のモノは外国人から見ると非常にエキゾチックな魅力を感じるようです。

日本の伝統工芸品などは、職人が情熱を注ぎながらこだわりを持って作られており、海外からも高い評価を得ています。

伝統工芸品だけでなく、アニメなどのポップカルチャーでも同じことがいえます。「日本のモノ」が外国人から広く人気を博しているのは間違いありません。

「和製」グッズは高い信頼・安心感がある

日本で作られたモノを表す「和製」。この和製グッズには、外国人からも高い信頼・安心感を得ています

例えば、日本の家電は外国人にかなりの人気があります。評価されている内容としては、日本製であるというブランドイメージや、機能性、製造技術、品質などが挙げられています。

毎日使うもので壊れては困る家電ですから、信頼感や安心感がなければ購入できません。和製のものには外国人が安心して使える高い信頼・安心感があるといえます。

「和雑貨」は世界中から人気

外国人に「日本のモノ」は全体的に人気がありますが、その中でも「和雑貨」の人気が高いのはご存知でしょうか。

日本に来た外国人は、よく「和雑貨」をお土産として購入して帰ります。なかでも人気を集めているのは巾着袋や扇子、小銭入れ、手ぬぐいです。

気軽に使えて価格もそれほど高くなく、日本でしか手に入らないというポイントが人気の理由です。

和雑貨は、オリジナルのノベルティグッズとして外国人向けに配布するにはとても相性が良いのです。

「和」のノベルティの選び方

ノベルティ

「和」のノベルティは外国人に人気ですが、ただ和風であればいいというわけではありません。

ここでは、日本の良さを伝え、PR効果のあるノベルティの選び方について紹介しましょう。

日常的に使ってもらえる「和」ノベルティを選ぼう

「和」のノベルティを企画する際には、どうしてもデザインの部分に力を入れてしまいがちですが、大切なのは実用性があるかどうかです。

喜ばれるノベルティにするには、日常的に使えるアイテムかどうかを考えるとよいでしょう

どんなに優れた「和」のデザインでも、実用性がなければすぐに飽きられてしまいます。しまいこまれてはノベルティの意味がありません。

そのため、日常的に使ってもらえるアイテムということを基本に、「和を感じるデザイン」を選ぶことが必要です。

例えば、キッチンスポンジや手ぬぐい、ボールペンなど実用性があり、喜んでもらえるでしょう。

名入れ可能な「和」ノベルティを選ぼう

販促PRのためには、名入れできるアイテムであることが必須です。会社名やプロダクトの名称を入れてアピールしましょう。

ノベルティ制作会社では、多くのアイテムに名入れサービスを行っています。そもそもノベルティにしたいアイテムに、イメージする通りの名入れができるかどうか、事前によく確かめておきましょう。

名入れが映える和風のノベルティとして代表的なのがうちわです。スマホケースも名入れしやすいアイテムといえます。

ただし、スマホケースは日常的に使ってもらえる可能性が高いですが、機種によってはサイズなどが異なるため注意が必要です。

「和風」だけでなく「和製」にこだわろう

日本でしか作れないものを選ぶとより喜んでもらえます。「和柄だけど和製ではない」となると不自然な感じを与えたりがっかりさせてしまうかもしれません。

そのため、ノベルティを作る段階で、製造元のリサーチをしておくことが大切です。外国人にノベルティを配布するからには「和製」ノベルティを選びたいものです。

ただし、和製にこだわるとコストが上がる場合もあるため、予算と相談しながら検討しましょう。

季節をアピールする「和」ノベルティ

「和」をコンセプトにしたノベルティを配布する場合は、季節を意識することもポイントです。桜は「日本を代表する花」ということで万能ですが、そのほか季節違いのノベルティは避けたほうが無難でしょう。

日本には春、夏、秋、冬の四季があります。日本以外にも四季がある国はありますが、「日本の四季は美しい」とよく言われます。

季節ごとの花木を例にとると、春は「桜」、夏は「ひまわり」や「あさがお」、秋には鮮やかな「紅葉」、冬には「さざんか」や「スイセン」が代表として挙げられます。

外国人が喜ぶおすすめの「和」ノベルティ

ノベルティ
具体的には、どのような和テイストのノベルティが外国人に喜ばれるのでしょうか?

和のノベルティにURLを付けて海外発信

桜、富士山など日本らしいモチーフをデザインした扇子、箸、和食器などの実用品などは、外国人がもらって喜ぶノベルティの王道です。

SNSにアップされて、海外集客にも繋がるかもしれません。商品に英語サイトやURLの記載があれば、より可能性が高まるでしょう。

世界に名を馳せる国産ブランド「ハンドタオル」

日本特有のおしぼり文化は、外国人には印象的だといわれています。それにちなんで、ハンドタオルをノベルティにしてみてはいかがでしょうか。

日本のブランドタオルや上質なガーゼハンカチは肌触りが良く、国内外でも高い評価を受けています。

おすすめは、表面は肌触りの良いガーゼ地で、裏面は吸水性の優れたパイル地のハンドタオルです。桜や梅など和風のデザインで日本をアピールできるものを選び、小さく名入れするのがポイントです。

アジア圏からのインバウンド向けノベルティ

お茶を飲む文化を持つアジア圏の外国人は、マイボトルに温かいお茶を入れて持ち運んでいることがあります。

そんな人達に向けのノベルティとして、ステンレス製の保温ボトルや、冷めない蓋つきのカップなどもおすすめです。

アジア圏は日本とよく似た食文化なので、箸も好まれます。また、実用的な日本の爪切りやネイルセット、入浴剤やあぶら取り紙などの日用品は特に女性に人気があります。

軽量コンパクトなノベルティ

旅行中ということを考慮した、軽量でコンパクトな和雑貨も喜ばれます。

付箋やマスキングテープに桜や紅葉、浮世絵や富士山など和のモチーフをデザインすれば、低コストなノベルティながらも喜ばれるでしょう。

どこを切っても縁起の良いデザインの招福マスキングテープは、かわいい日本土産になります。

旅行中の外国人に便利なエコバッグ

バッグやポーチなども、喜ばれる定番のノベルティです。旅行中増えていくお土産やパンフレットを入れるのにすぐ使えてとても重宝します。

エコバックなどは広い範囲に印刷スペースがあるため、デザインや名入れも思いのままです。

オリジナル性のあるエコバッグを探すなら、ジュートと呼ばれる植物繊維でできた自然派バッグがおすすめです。強くて丈夫なので、海外ではショッピングバッグとして広く利用されています。

ジュートは環境にやさしく、地球温暖化の抑制に役立つ素材です。正真正銘のエコバッグで、他社との差別化も図れます。

展示会で外国人に喜ばれるノベルティ

ノベルティ
SNSなどで情報を集め、日本のイベントや展示会に来場する外国人もたくさんいます。このような外国人向けにおすすめのノベルティを紹介しましょう。

高品質な日本製のステーショナリー

実用性のある文房具は、どこの展示会やセミナーでも定番のノベルティです。特に、高品質な日本製の筆記用具やステーショナリーともなれば、外国人の注目度は高まるに違いありません。

日本には、カスタムメイドのおしゃれなステーショナリーグッズなど、日本ならではの着眼点や工夫を凝らした文房具が豊富で、外国人の心をぐっと掴むものがたくさんあります。

たとえば、上質なレザー調ハードカバーの手帳に品格のある箔押し加工の名入れをすれば、高級感のあるノベルティになります。

文房具は他と差別化しにくいアイテムだけに、ユニークなアイテムや特別感のあるデザインにこだわりましょう。

アイデアが光る便利グッズ

コンパクトな便利グッズも、外国人の注目を集めます。

例えばクリーナー内蔵の折りたたみ式モバイルスタンドは、日本人ならではの発想と工夫がある製品として喜ばれるでしょう。スタンドの裏側に画面クリーナーが収納されている製品で、動画の視聴やビデオ通話に便利なグッズです。

クリーナーが付いているため、画面が汚れたらサッとひと拭きできます。スマホだけでなく、タブレットの横置きもできるのが便利です。

また、USBでつないでホットドリンクを冷めにくくするカップウォーマーや、ボールペンやタッチペン、ライトなど計7種の機能を備えたLED付多機能ツールペンなどの便利グッズもおすすめです。

他にも、ソーイングセットや救急セットなどは日本ならではの細やかな設計で、いざという時に役立つアイテムとして喜ばれます。

ホテルや旅館で外国人を迎えるノベルティ

ノベルティ
ホテルや旅館で外国人観光客に喜ばれるノベルティもご紹介しましょう。外国人観光客の中でも特に女性の目を意識した、「非日常的で少し贅沢な日本製品」をキーワードにしています。

女性が喜ぶアメニティグッズ

ホテルや旅館で無料でもらえるアメニティグッズは、多くの女性が注目するアイテムです。

ブランドの化粧品やシャンプー、使い心地のよいソープ、花の香りのハンドクリームなどのアメニティは、それを目当てにホテル選びをする女性も少なくありません。

他とは一味違うアイテムをアピールすることで、女性の外国人宿泊客を増やすことができます。

よく考えられた特別なアメニティは、リピート率を上げることにもつながるでしょう。

温泉でも使える美しい風呂敷や手ぬぐい

風呂敷や手ぬぐいは日本独特で、外国人の興味を引くアイテムです。

風呂敷は、大浴場や温泉などに衣類を持参するバッグとしても使えます。風呂敷や手ぬぐいを各部屋に備え、そのまま持ち帰れるノベルティにすれば喜ばれるでしょう。

特に外国人は、和風のデザインや伝統美に感動するかもしれません。上品な袱紗セットや風呂敷ギフトなどは、鑑賞用や飾りとしても楽しむことができます。

低コストで喜ばれる「扇子・うちわ」

扇子やうちわも日本独特のアイテムで、喜ばれるノベルティです。特にうちわは低コストで作れるため、非常に費用対効果が高いノベルティといえるでしょう。

扇子には、コストの安い紙扇子からポリエステル扇子、高級感のある絹扇子までさまざまです。予算に合わせて選べるのが魅力です。

扇子もうちわも、扇面丸ごとをデザインしてオリジナルのノベルティを作りやすいというメリットがあります。

また、折りたたんでコンパクトになる扇子は荷物の邪魔にならないため、外国人観光客に渡すノベルティに最適です。

ただし、注意点としてうちわや扇子は夏に使うものという制約があります。扇子はインテリアのような要素もあるためそれほど季節性はありませんが、うちわをノベルティにするなら季節を考えて配布時期を決めましょう。

VIPな外国人顧客向けのプレミアムや高級ノベルティ

ノベルティ

企業などが招致した外国からのVIP客に渡すノベルティには、日本の伝統工芸品などがおすすめです。職人手作りの工芸品は、日本の文化を海外に広げるのにも役立ちます。

蒔絵や漆芸、七宝焼き、江戸切子などで作られた工芸品はどれも高級感があり、日本の伝統を伝えられる逸品ばかりです。

高級品に目の肥えた外国人VIPにも満足してもらえるでしょう。

「和」のノベルティグッズを配布する際の注意点

ノベルティ

外国人に人気があるからといって、和風のノベルティなら何でも喜ばれるわけではありません。

ここでは、和風のノベルティを外国人に配布する際の注意点を紹介します。

高価すぎるものは使いにくく逆効果の場合も

もらうこと自体は嬉しいものの、中には高価なものを急にもらっても困るという意見もあるようです。特に注意したいことは、日本よりも物価の低い国の方の場合、嫌味に感じてしまう方もいることです。

また、日本の良さをアピールしようとして選んだ和風グッズも、実用性に欠けていればノベルティとしてのPR効果を見込めない場合もあります。

高価なものをもらっても気にせずありがたく使うという外国人もいますが、ノベルティとして多数の方に配布する前提であれば、あまり高価すぎず実用性のあるものを配布するのがよいでしょう。

「実はどこでも買えるもの」は避けよう

「和」を感じさせるものであっても、実は日本でなくても買えるものだったりします。

それがどのようなアイテムなのか、なかなか調べるのが難しい場合もありますが、喜んでもらえるものを贈るという観点からは日本製にこだわりたいものです。

とはいえ、日本でしかないものに限定してしまうと、その分ノベルティのコストが上がってしまう場合もあります。その際は「実用性」を最優先にしてグッズを選ぶとよいでしょう。

実用性を考えよう

これまでにも「実用性」を紹介してきたように、やはりノベルティである以上は普段から使ってもらえることが第一です。

高価であっても、どこでも買える「和」のノベルティグッズであったとしても、実用性があれば喜んで使ってもらえるに違いありません。

「和風」や「和製」をコンセプトに企画することはよいことですが、コンセプトを前面に押し出したいがために、受け取る側の気持ちをおろそかにしないようにしましょう。

まとめ

ノベルティ

さまざまなシーンで外国人に喜ばれるノベルティを紹介しました。

今後さらに海外からの観光客の数が増え、いろいろな外国人観光客向けのイベントが開催されるでしょう。

日本の技術や高品質なものづくりは広く世界で認知されていますが、各会社の海外に向けた広報はそれぞれの努力が必要です。

これからの海外向けノベルティは社名を英語併記にしたり、企業イメージをロゴで視覚化したりすることも必要になるでしょう。外国人が喜ぶようなユニークで日本らしいノベルティを作り、効果的にアピールしてみましょう。

外国人に向けたノベルティを企画する際は、ぜひこの記事も参考にしてみてください。